Installation view
Place:尾道商店街空き店舗
Media:Wood, Sailcloth, Oil, Movie
Years:2006

　この展覧会は、尾道で生産された帆布を素材として用い、尾道商店街の空き店舗で１ヶ月滞在・公開制作を行われました。
　当時の尾道商店街は、多くの空き店舗があり、私はその中で中庭のある店舗を使いそこに3ｍ四方の立法体を作りました。
この立方体の内側壁面は、規則的に100個の点が打たれた15センチの正方形の帆布1534枚で埋められています。
この制作作業のすべては空き店舗で行われています。また布に点を打つという作業は、描くという行為をミニマルに置き換えた行為でもあります。
この作品では、描くという行為の過程で起きる出来事を、忘れ去られた日常空間に、滑り込ませていこうとしています。